市会議員 田中ひろきの「市政報告」 5月号
平成20年度大阪市予算案可決
3月29日(金)、本会議が行われ、平成20年度大阪市予算案が可決されました。昨年11月、民主党推薦で当選した平松邦夫市長は、民主会派が少数与党であるため、苦しい議会運営を強いられましたが、日付が変わる12時前まで議会が開かれ、なんとか予算を通す事ができました。
議会において多数を占める自民・公明会派は議会提案で「チェックオフ制度(組合費の給料天引き)」を廃止する議案を提出しました。民主会派は「労使交渉に議会が干渉すべきでない」との立場から、議場を退出、その後、賛成多数で議案は可決されました。また、平松市長は再議権を行使しませんでした。
現在、裏金問題やここ数年続いている不祥事で、大阪市民の市役所に対する目は厳しいものがあり、その根源には「労働組合」の存在があるとのことから、自民・公明の会派は「組合」の資金源を断つ目的で今回の議案提出・可決に至ったとされており、今後、「不当である」と訴えている組合側は法廷において、今回の議案の正当性を争います。
中学校弁当が始まりました(平野北中)
今年度より大阪市内の中学校12校で、業者による弁当販売が始まりました。この12校は以前、給食制だったのですが、様々な理由から一度リセットすることになり、今後大阪市では、
市長の方針で全中学校において業者による弁当販売が順次、実施される予定です。
先日、地元平野区の保護者の方から弁当についての相談を受け、4月16日(水)、平野北中学校に視察に行ってきました。最初、校長先生から説明を受け、いくつかの点
で苦情を聞きました。今後、改善すべき点であり、同行した市役所の方と確認をしました。その後、食堂に向かい弁当を戴きました。
確かに個人によって、嗜好の違いがあり、男女によっても食べる量が違うので一概に言えないのですが、僕自身の感想は「質量共にこんなもんやろなあ。ご飯も温かいし」。
まだ導入されたばかりなので、弁当の内容については、2・3ヶ月後、生徒の声を聞いて改善すべきところは改善していけばいいと思います。
議員団勉強会(後期高齢者医療制度について)
4月21日(月)、議員控え室において、勉強会が開かれました。いくつかの課題について、役人から説明を受けましたが、最近特に問題となっている「後期高齢者医療制度」の導入について「なるほど」と思う所がありました。
これは、高齢者の医療費が増大する中、現役世代と高齢者世代の負担を明確化し、公平でわかりやすい医療制度とするために、75歳以上の方及び一定の障害がある65歳以上の方を対象とした老人保健制度に代わる新しい医療制度です。この制度で問題となっているのは、今まで保険料負担のない扶養親族に入っている高齢者が分離され、独自で医療保険に加入し、年金から天引きされる点です。また、このことがマスコミでは大きく報じられています。報道されている事を見聞すると、全ての75歳以上の高齢者の保険料が上がり、否応無く年金から天引きされるように思えます。今回、役人から説明を聞き、また自分で調べたところ、この「制度」について役人のレトリックがあると思うに至りました。
大阪市の場合、例えば、国民年金受給者(満額の年792100円)は今まで保健料は年額21448円(月額約1800円)を支払っていましたが、後期高齢者医療制度に移行する事により年額14224円(月額約1200円)に減額されます。
大阪市は他の都市に比べて、独居高齢者(国保加入済み)が多く、その方々は今回の医療制度の導入により、月額600円の減額となります。確かに、今まで大阪市は保険料が割高であったという点があるにしても、今回の医療制度の導入によって、その負担が軽減される方も多くいるという事がわかりました。
しかし、より深く調べると2年後には、負担が増していくそうです。最初は負担が減ると見せて、数年後には負担が増す…。なかなか役人はうまい手を使うものですね。
最後に、「大阪市においては、75歳以上の高齢者が何人で、その内、独居高齢者は何人、また国民年金受給者は何人、厚生年金受給者は何人、負担が増すのは何人であるのか、きっちりとしたデータを出してほしい」と要望を伝えました。
何事においてもそうなんですが、ある事柄を一面から見て判断するのではなく、自分で調べて多面的に見て判断をしなければならないということに気づかされました。
