市会議員 田中ひろきの「市政報告」 6月号
議員団勉強会(大阪市の財政状況)
5月14日(水)、市役所において民主議員団の勉強会を行いました。今回の課題は「大阪市の財政状況」。
皆さんもそれこそ『耳にタコ』ができるくらい何度も聞いていると思いますが、大阪市は大きな借金を背負っています。
その額は5兆円!一人当たり200万円!となります。
「なんでこんなに借金背負っとんねん?」と単純な疑問を持つと思います。
そこで、その原因とこれからの課題について、研究しようということで一年生議員を中心に役人と会を開きました。
今回は第一回目です。
まず大阪市は西日本の中枢都市であり、大阪都市圏の母都市としての役割を果たしています。
これは高密度の人口集中や昼間人口の増大を生みます。結果、そうした莫大な流入人口に対するインフラ整備が必要となります。
例えば、豊中市・吹田市・松原市・生駒市などは働く人の30%以上が大阪市で働いています。大阪市がそのために行っている事業として、
- 1.地下鉄等の都市交通網の整備
- 2.市立大学
- 3.中央卸売市場等生鮮食料品流通施設
- 4.長居陸上競技場、中央体育館等の大規模スポーツ施設
などがあります。そうした事業の市外利用者に対して市は毎年、410億円の税金を出しています。
では昼と夜とで、どれだけ大阪市内の人口が違うのでしょうか?
平成17年のデータによると、夜間人口約263万人に対して、昼間人口はなんと約360万人!
これは昼間人口増加率で日本一です。横浜市が大阪市よりも夜間人口で100万人近く多い一方、昼間人口では大阪市が40万人近く多くなります。
このことから都市基盤の充実・生活環境の充実・利便性の確保・防災機能の充実などに多くの予算が必要となりました。
役所の課長は「市内に入る人たちに掛かる予算が多くて…。
『ふるさと納税』をなんとかして利用したいんですけど…」と述べ、市外からの流入昼間人口に掛かる予算の多さに嘆いていたので、質問。
「大阪市の職員で市外に住んでいる人はどれくらいおんの?」と尋ねると、「結構います」と回答。
「それやったらまず、大阪市職員が率先して市内に住まなアカンで。
嘆いてても、なんか説得力ないわ」と伝えると、「そうですね。『ふるさと納税』を使って、いずれは大阪市に納税するよう制度を変えなアカンと思います」と言っていました。
一朝一夕で解決できるものではないようです。
