文教経済協議会で質疑(8月10日)

8月10日、大阪市西区で母親に遺棄された幼児2人の遺体が発見されるという痛ましい事件を受けて、緊急の協議会が開催されました。

私も15分ほどの質疑を行いましたが、以下はその要約です。

Q1、昨今、虐待件数が増加しているが、その背景と虐待を行う保護者を増やさないための対策という視点から何点か伺いたい。まず、こども相談センターでの児童虐待通告・相談件数の推移はどうか?
A1、平成21年度は前年に比べ約1.8倍の1606件となっている。
種類別を見ると、身体的虐待が52%・養育放棄などのネグレクトが31%
心理的虐待が14%であり、主な虐待者は実母が66%・実父21%である。
Q2、虐待通報・相談件数が約1.8倍と顕著な増加傾向を示している。虐待が増加する原因の1つとして、このストレス社会において、子どもが親のストレスのはけ口になっていることが考えられるが、市長は虐待の原因について、どのような認識をされているのか?
A2、相談件数の増加については、社会全般に関心が高まっており、今までより積極的に通報されていることが原因となっていると思う。児童虐待の背景には、貧困などの経済的な理由、周りに相談する人がいないなど人間関係の希薄化からくる孤立、未熟で自覚の無い親、命の尊さに対する気持ちの欠落など、人間関係を含む社会のあり方、育ってきた家族関係、命に対する教育のあり方などの複合的な問題があると考えている。
Q3、今回の事件の母親は23歳で、まさに「子どもが子どもを産む」、子どもを産んで育てる意義を理解していなかったのではと感じている。そういう意味で、虐待をさせないための教育が必要と思う。
今回の事件をふまえ、夏休み明けの2学期に、小中学校の学級活動、高等学校のホームルーム活動などを通して、命の尊さや家族との結びつきについて、話し合う機会を持つことが必要であると感じているが、今後、子どもたちに対して、自分の成長と家族や家庭生活などについて、どのように指導していくのか、教育委員会に伺いたい。
A3、児童・生徒が自らの成長と家族・家庭との関わりを学ぶことは重要と認識している。児童・生徒一人一人が命の大切さや家族の大切さについて考えるよう、教科指導は勿論、学校教育活動全体で取り組むべきものと考えている。今後も引き続き、学習指導要領に則り、それぞれの発達段階に応じて各学校が工夫して取り組むよう学校を指導していきたい。

コメントはまだありません

コメントはまだありません。

この投稿へのコメントの RSS フィード。

現在、コメントフォームは閉鎖中です。